『一生歩けるカラダを育てる』が意味すること

『一生歩けるカラダを育てる』ことはシニア層だけの課題ではなくすべての患者様に向けての思いだ

崎本整体オフィスは、『一生歩けるカラダを育てる』をコンセプトに療術を提供しています。実際、シニアの方からはほとんどと言っていいほど良いほど、”歩けなくなるとこまるから”との言葉を聞かれます。このような言葉に、私も全くその通りだと同調しています。

この課題はシニアの方に限ったことではありません。10代~20代の人たちがこの課題を意識するとなどありませんが彼らにしてもカラダの管理と行き着く最終的課題は一生歩けるカラダをめざすことになるのです。

若年層では、後の人生に耐えうるカラダを構築していくのが短期的な課題ですが、好ましいと思う運動も捻挫・骨折・脱臼などの怪我を伴えば影響の大小はありますが一生の代償を背負います。怠惰な生活習慣から悪しき体質を身につければこれもまたその代償を追うことになります。やむを得ず起こした怪我や悪しき体質は適切な対処法を理解した生活習慣を身に付けなければ、中高年以降に骨格に異常をきたす症状を発症することになります。つらい肩こり腰痛などです。

したがって、年代なりに自身の骨格を適切に管理していかなければ、一生歩けるカラダに育たないのです。

一生歩けるカラダをつくるのではなくカラダは育てるのだ

私が『一生歩けるカラダをつくる』ではなく『一生歩けるカラダを育てる』と表現したのには少し意味があります。私は崎本整体オフィスの前身の玉川学園整体療術センターで玄関を小ぎれいに飾るのに、開店祝いに頂いた観葉植物に始まり買い足していった植物たちを管理しました。これまでこういうことに興味をいだいていなかったことでその知識も全くなかったこともあり、その多くをダメにしたりしていました。

わが店舗の玄関です。お花屋さんではないにしても玄関周りはせめて見栄えよく保ちたい。なんとかするべく、眼の前にある植物たちの育て方や管理方法を調べ学ぶようになりました。学び始めても最初の頃は平均的な主婦の半分くらいの知識にしかなっていなかったと思います。

狭い店内です。私は無意識にも毎日観察していました。患者様の多くは女性でした。皆さん入店して(玄関の外にもプランターを置いていました)植物たちを見て必ず何かをおっしゃいます、挨拶の始まり的に。これにより、一層元気な姿を保つようにとか季節感でバリエーションに変化を持たせなければとか向上心を煽られました。

こういう経緯から植物をいかにうまく育てるということから学んだことは、水やり、風通し、日当たりがきほんのきで、成長に合わせて植え替え、植え替え時期。開花時期、摘芯、剪定などをそれぞれの植物に適した案配で行うことでした。また、これらのことを相当留意してもうまくいかない植物もあれば、手が行き届かなかったにも関わらずなんとかなっている植物もありました。整体の療術に通じるなということでした。

人生100年時代を実感したから一生歩けるカラダを目指さなければならない